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Windows インストーラ講座 − NT系のOSでインストールターゲットを「全てのユーザー」にする方法
VSIで作成されるMSIファイルは、インストールターゲットが"ログインユーザー"(Per-user)となっています。
Orca を使うと、インストールターゲットを"全てのユーザー"(Per-Machine)に変更することができます。(ただし、インストールしようとしているユーザーが、管理者権限を持っている場合)
インストールターゲットを"全てのユーザー"にするには、Orca を用いて、以下のように設定します。

1. テーブル「Property」を開き、コマンド「ADD ROW」で、下記のレコードを追加します。
PropertyValue
ALLUSERS1(または2)
ここで、Value=1とすると、インストールできない場合にエラーメッセージを表示します。
また、Value=2とすると、インストールできない場合にログインユーザーのディレクトリにインストールします。
注意点として、インストールターゲットを変更した場合で、かつそれより以前に作成した下位バージョンのインストールターゲットが、それと異なる場合、「FindRelatedProducts」アクション(上位、下位バージョンを検索する処理)が正常に動作せず、インストール時に、下位バージョンの存在を認識できないという弊害があります。
このことは、配布ソフトウェアのアップグレード(Small/Minor Upgrade および Major Upgrade を参照)に影響を与えます。

参考URL
Specifying a Per-User or Per-Machine Installation



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