VSIは、下記のマイクロソフト社のページから無料でダウンロードすることができます。
Visual Studio Installer 1.1 ダウンロード(2000年8月1日)
VS6のサポート終了に伴い、配布を終了したようです。
ただし、ダウンロードするには、下記ソフトウェアのうち、いずれかのプロダクトIDが必要です。
製品名 | エディション |
Visual Studio® 6.0 | Professional または Enterprise |
Visual Basic® 6.0 | Professional または Enterprise |
Visual C++ ® 6.0 | Professional または Enterprise |
Visual InterDev® 6.0 | Professional |
Visual J++® 6.0 | Professional |
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Microsoft社は、Visual Studio 6.0(以下VS6という) のユーザー向けに、無料のインストーラー作成ツール Visual Studio Installer 1.1(以下VSIという)を公開しています。
図:VSIのインターフェース例
VSIを使うと、Windows インストーラ に対応したインストールデータベースファイル(拡張子はmsi;以下MSIファイルという)を作成することができます。
(Visual Studio.Netのユーザーは、「セットアップ/デプロイメント プロジェクト」によって、Windows インストーラ 対応のインストーラーを作成できます。)
図:VSIにより作成されるMSIファイル(インストーラー)の実行例
VSIの主な機能としては、
・ | DLLやOCXをレジストリに登録できる |
・ | ファイルの関連付けができる |
・ | レジストリの操作ができる |
・ | インストール前に「使用許諾契約書」などのリッチテキストファイルを表示できる |
・ | 「プログラムの追加と削除」からのアンインストールに対応できる |
・ | VB6のプロジェクトを解析して依存ファイル(DLL,OCXなど)を簡単に追加できる |
などがあります。非常に優れたツールですが、残念ながら、そのままでは不足する部分もあります。例えば、
・ | インストール後に任意の動作(Readmeの表示や、実行ファイルの起動)を実行できない |
・ | インストールターゲットを「全てのユーザー」に変更できない |
・ | メジャーアップグレード時に、上書きインストールを作成できない |
・ | 独自のダイアログやユーザーインターフェースを作成できない |
などです。
しかし、これら欠点を解決するための手法やツールも存在しています。
結論から先に言うと、MSDNのリファレンス に基づき、Orca(Microsoft社が無料公開しているツール)を使って、MSIファイルを直接編集すれば、ほぼ全ての問題を解決できるのです。
また、下記の市販ソフトを使えば、より簡単に解決できるかもしれません。
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