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Windows Vista 講座−ユーザーアカウント制御 User Account Control (UAC) のカスタマイズ (1/5)
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はじめに
Microsoft Windows Vista には、セキィリティ強化の一環として、ユーザーアカウント制御 User Account Control (UAC) が採用されています。

本機能を簡略に説明すると、

管理者権限を持っているユーザーアカウントであっても、普段は、「標準ユーザー」として実行させ、必要に応じて「管理者権限」への昇格を行う。

といったところでしょうか。

UACにより、ユーザーの不適切な操作や悪意のあるプログラムからシステムへの干渉を極力抑えることができます。

しかし、UACによって、操作上の煩わしさが増えるのも事実です。
例えば、コントロールパネルから操作を行う際、下記のようなメッセージが表示されることがあります。


図:UACのメッセージ



また、Vista が発売される以前の古いアプリケーションの中には、UACによって機能の一部が制限されたり、場合によっては起動すらできないということがあります。

UACを無効化する事は、セキィリティ上の観点から見ると好ましいことではありませんが、例えば、特定環境(セキュリティを考慮する必要性が低い)においての使用に限定される場合や、コンピューターやセキュリティに関する知識が豊富なパワーユーザーの方にとっては、UACの機能そのものを無効にしたい事があるかもしれません。

そこで、本項では、UACの無効化をはじめとしたカスタマイズ方法を述べていきたいと思います。

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